まずは、引っ越しブルー。
いやー、引っ越したいへんだった。
あんな小さな家にこんなにためこんじゃってたのかと。
夫が約50年暮らしてきた家なもので、これまで見て見ぬふりをして目をつぶってきた場所から、歴史的なお宝がわんさか出てきて、なかなかなゴミ袋の山がわんさかできあがる引越し。
病み上がりの夫氏は、早々に引っ越しブルーで、ちょっと目を離すと途方に暮れてて、なんとか励まし合いながら、後半はもうわかんなくなって、必要なものもたぶん捨てちゃって、新築完了した今も、テレビのリモコンが行方知れずです(笑)
でも、ワタシ的には、結婚以来「なんとかあそこを片付けねば。」という強迫観念の中で常に生活してきたので、そのモヤモヤから解放されることになっただけでも、この新築は大正解だと思うわけです。
義母や義祖母の残したものたちを、目をつぶって廃棄。
トイストーリーを見たおかげで捨てられなくなったお人形たちを、塩振って丁重にお礼を言って、サヨナラ。
新居は、物を増やしません。
誓。
大きいものは真心パンダに運んでいただき…
同級生のご住職に、解体する家にお経をあげていただき…
仮住まいは、ものすごく狭いとこだったので、これから建つ小さな新居がものすごく広く感じるのではないかという作戦。
目の錯覚作戦。
さて、そんな中、まずぶち当たってしまった壁が、ど素人がちょっと想像してなかった我が家の立地問題。
我が家の建ってる場所というのが、商業地の近くの「準防火地域」という地域に当てはまってしまって、なんだかいろいろな規制が発生。
準防火地域とは?
参照:SUUMO「防火地域や準防火地域って何? 家を建てるときの制限をわかりやすく解説」
ドアとか、窓とか、外壁とか、全部防火対応のものにしなきゃいかん、とのことで、すべて割高に…。
とほほほほ…。
あと、ポストを、今の家みたく、家の中からパジャマで新聞とれるように、壁を抜いて家の中に投げ入れてくれるタイプがよかったんだけど、壁をぶちぬくとなると、準防火地域がひっかかると。
なんとか建築士さんがみつけてくれた唯一防火対応のポストは、投入口に扉がついてるものすごくごついやつで、でもまぁ回覧板も入りそうだし、荷物も受け取れそうだし、ってことで採用することになりました。
いちいちお高い準防火地域仕様。
土地から探すときは、そこも視野だということを学んだけど、我が家の場合は今まで住んでた場所で建て替えなので、選択の余地なし。
でもまぁ、いろいろ便利な立地だし、近所の皆さんはいい人ばかりで気心もしれてるし、今回の建て替えでもさんざん無理をきいていただいてるし、実家の近くでもともと生まれ育った町にある仮住まいは意外とアウェー感があったりで、ポストは高かったけど、終の棲家としては最and高の場所だと、あらためて思うのでありました。
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